与沢翼さんの功罪なぜ与沢翼は詐欺だと言われるのか?
秒速で1億円稼ぐと言われている与沢翼さん。
僕は与沢さんが情報業界でぶいぶい言わせていた頃を知らないし、いかにも怪しいこの本だって、実際読んでみたら内容は素晴らしいものでした。
今の与沢さんはツイッターでもフォロワーがたくさんいるし、至極まっとうなことを話しています。
ツイッターを見るだけでも勉強になることが非常に多くて、いつも考えさせられています。
一念発起した時は初っ端からアクセル全開で行くべきです。絶対に後戻りしてはいけません。理由はないです。ダイエットなら断食、起業ならフルワーク、英語ならひたすら実際の人との会話を延々と。もし初動からフルスイングできない人はゆっくり少しずつでいい。しかしその場合誰よりも長く続けて下さい
— 与沢 翼 (@tsubasa_yozawa) 2018年10月20日
何かを捨てるのは何かを確実に成し遂げるためにいつも私が取るスタイルです。中途半端に遊びたいなとか思うと逆につらくなる。それよりも一定期間完全に楽しみを捨てる事が重要。ダイエットの時も捨てたし金稼ぐ時も捨ててた。邪念を排除しやる意味など自らに問わない。やると決めたからやるのである。
— 与沢 翼 (@tsubasa_yozawa) 2018年11月3日
では、昔はなんで与沢翼さんは詐欺だ詐欺だと言われていたのでしょうか? その理由について詳しく解説していきます。
与沢翼が詐欺だと言われていた理由
理由1:情報弱者の中でも最底辺層を狙った販売戦略
世の中の8割くらいは情報弱者でして、物事を始める時ってみんな情報弱者なんですよ。
普通の情報商材は、普通の情報弱者に売られます。普通の情報弱者は、しっかり勉強したら情報強者になれるし、稼げるようになれるのです。
しかし、与沢さんが狙ってしまった情報弱者は、この世の中の最底辺層なのです。
- いつか誰かが助けてくれると思っている人
- バブル世代でバブルのようなことがいつか起こると本気で思っている人
- 「確実に稼げる方法」を求めている人
- 勉強耐性が一切ない人
そのような、人類の底辺層に向けて商品を販売してしまったのです。ですが、本来このような人たちに対してお金をとってはいけないんです。
こういう被害妄想と他者依存だけがものすごい人たちがビジネスでうまくいく可能性は0ですし、さらにいうとこのような人たちは学習もしません。次から次へと別の美味しそうな話に飛びついては騙されてを繰り返します。
理由2:自立心0の人が集まった
「サポートはありません」
という売り方なら何の問題もなかったと思われます。しかし、与沢塾は、先ほどの売り方でかなり最底辺層を狙ったマーケティングを行ってしまいました。
はっきり言って、起業してビジネスをするなんてことは、全て自己責任です。騙されたとしても自己責任です。騙したやつが一番悪いのは当たり前。でも、それでも騙されるやつが一番悪いんです。
実際、うまくいく起業家っていうのは全て自己責任だという考え方が完成しています。しかし、こういう独立精神が全くない読者層を集めてしまったのが、与沢塾の悪評が広まった最大の理由です。
理由3:内容が高度なのにバカを集めすぎた
与沢塾のノウハウってかなり難しいんです。高度なんですよ。
それを、何も考えられない独立心のない人たちに売ってしまったんです。だからこそ、与沢塾は
「サポートがない! 稼がせてくれるって言ったじゃないか!」
みたいな炎上の仕方をしたのです。
ですが、そもそも稼げるようになる人って、「稼がせてもらう」みたいな考え方が一ミリもないのです。
つまり、もともと成功しようのない人を集めてしまい、それにかなり高度な教材を販売したことで、ノウハウと読者のレベルがあっていなかったのです。
まとめると、一番の要因は
販売するコンテンツと購入者の集客、マーケティングが一致していなくて、使いこなせるレベルの人間が集まらなかった
ということです。
とはいえ、この時までは情報業界もコンテンツをしっかり作り込むということはやられていました。
与沢さん亡き情報業界で与沢さんの負の遺産でドロ沼化
そして、与沢さんが情報系の会社の時に、追徴課税で破産をされましたが、悲劇はむしろここから始まりました。
与沢翼さん自身は、とっとと情報業界を抜けてFXでお金を稼ぎその後からどんどん長期投資や不動産投資へ投資家としての道を歩まれるようになりました。
で、残された情報業界は与沢さんが抜けた後残ったものは、高騰した広告費だけでした。広告費が高騰化すると販売する商品も高額にしなければならないですよね。
ですが、高額商品って当然ながらそれなりのコンテンツにしなければならないですよね。
本来、一度高額塾なりなんなりをしたら、メルマガ読者が大きく増えて信頼関係が構築されるのです。少なくとも僕がプロダクトローンチという概念を学んだダイレクト出版の本である「ザ・ローンチ」にはそう書いていました。
ですが、焼き切るように高額商品を売ってしまい、その後読者と関係を構築する気もない販売者があまりにも増えたので、次から次へと高額塾が乱発されるようになりました。
このようにして、与沢翼さん以降悪い意味で業界が変わってしまったわけです。
最後に
与沢さんは良くも悪くも情報ビジネス業界を大きく変えました。
動画を使ったマーケティング手法、対談を使ってわかりやすく情報を伝える販売手法。
その一方で、負の遺産もあります。また、このまま負の遺産が残り続けるとも思えません。与沢さんがさり4年ほどが経過しました。
そろそろ情報業界の高額塾を運営している輩たちが摘発されるのも近いのではないかと思っています。